裁判所の実態

筆者が訴訟を通じて体験してこととして、書記官や職員の態度が挙げられます。これは人によって全く異なり、筆者が訴訟記録の閲覧でもたついていると「どうしました?」と声掛けしてもらい、親切にも方法を教えてくれるどこぞのコンシェルジュのような裁判所職員がいたり、質問すると「ググれカス」と言わんばかりのぶっきらぼうな態度をとる書記官など千差万別です。これはどうも

 

1 書記官や裁判官は多忙であり、その忙しさのイライラが態度に出てしまう。
2 本人訴訟は嫌がられる。

 

この2つが原因と考えらます。

日弁連のデータでは裁判官1人当たり単独事件を200件、合議事件を80件抱え、毎月45件の新件が来るそうで次から次へと事件を終わらせないと回らないそうです。書記官も同様に動いているので中々の忙しさでしょう。
本によっては書記官を味方につけろだの書記官に質問すれば丁寧に教えてくれるなどと書いてありますが、分からないところは出来るだけ自分で調べて答えを見つけた方が書記官の心証も間違いなく良くなるでしょう。
筆者の体験ではどうも普通の職員は親切な感じなのだが、書記官はイライラしている印象が強いです。
本人訴訟が嫌がられるのはやはり裁判の手続や法律的な知識が不足しているので、裁判が長引く上に面倒だからでしょう。
第1回口頭弁論で裁判官と初顔合わせとなるので、まず訴状や証拠、証拠説明書などの書類を誤字脱字も無く作れば、本人訴訟でも裁判官の心証が裁判前から良くなるかもしれません。

また、裁判所は前にも書いたが基本的に「修羅場」の人が来るところなので注意が必要です。
壁に向かってブツブツ言っている人や裁判所の前で延々デモをやっている人など結構ヤバ目の人を見かけます。
2018年10月9日には東京地裁内で裁判官がトイレで女に殴られる事件も起こっており、こういうことが起こっても仕方がないのかなという印象を持っています。裁判所内では余計なことはせず自分の事に集中した方がいいかもしれません。