裁判所のお作法 4 「服装」

東京地裁に行くと中には意外と人が多いのですが、大抵の人はスーツを着ています。一方本人訴訟の人の場合は私服を着ていることが多いように思います。裁判所職員でも髭を生やしていたり、弁護士でも比較的カジュアルな恰好をしている人も見かけました(女性弁護士に多いか)。裁判を傍聴していると弁護士に連れられた証人は、全員スーツを着用していました。服装で心証が変わるのは裁判官としてあっていいのかと思ってしまうかもしれませんが、筆者は裁判所に行くときはスーツをお勧めします。
さすがに傍聴とか記録閲覧の時はカジュアルでもいいと思いますが、担当書記官やまして口頭弁論の時はスーツでしょう。
毎日毎日裁判をやっている裁判官や書記官は

 

「スーツ=弁護士=ちゃんとしている」

「私服=本人訴訟=ちゃんとしていない」


と普段の経験から思っているかもしれません。一番重要なのは訴状や証拠をきちんと示しているかどうかだと思うのですが、こんな変なところで裁判官に悪い心証を与えてしまうのはただの損だと筆者は考えます。