裁判所のお作法 2 「印紙」

お勉強方法5でも記述した間違いについて書きたいと思います。本でも法廷の進め方にしても違いがあると書きましたが、筆者が体験したのはこれだけではありませんでした。裁判所に行って一番ヒヤッとしたのが印紙の貼る位置です。
インターネットで印紙の貼る位置を見ると右に張ってあったり左に貼ってあったりしてどちらなのかわからないのです。
既に本の間違いを発見していた筆者は統一されていない業界だなと思っていたので、貼らずに印紙を持って行ったのですが、東京地裁では受付に印紙を貼るためのスポンジ水が用意してあるので、印紙を貼らずに行くのがいいようです。よく調べて見るとここも裁判所によって異なり、訴額の大きい訴訟では別紙に印紙を貼って持って行くそうです。
筆者の裁判は著作権の絡む事件だったので2審は知財高裁となったのですが、普通の高裁は左上で知財高裁は裁判所で用意する別紙に貼るようなのです。同じ東京管轄なのに部署によっても違うのです。おそらく知財高裁は特許を扱うので金額の大きい訴訟が多く、このようになったと思われますが、うっかり間違えて貼り直しにでもなったらと思うとかなりヒヤッとした間違いでした。